4-1 ドメインの検証

 第二期では、汎用性が高いZagonに対し、特定のプロダクトイメージを設計するために、使用領域(ドメイン)の設定を行なった。 
 

 第二期前半では、音楽デバイスとしてドメインを設定し、主要な機能のファイル検索の機能を考えた。検証の結果、多量のファイルを独自のインターフェースで扱う方法や、基本機能を操作階層の上位に設定する工夫が生まれた。(4-2インターフェース設計 参照)


 現在の、音楽マーケットのリサーチでは、音楽ソフトは売り上げとしても停滞気味で、ユーザの間に魅力的な利用法が見つからなかった。また、ipodなどのMP3プレイヤーと一体になった配信サービスの登場により、新たなメディアが参入するには不利と考えた。


 音楽デバイスとしてデザインとマーケットの検証をすすめてきたが、Zagonが六面ディスプレーを特徴とするマルチメディアプレイヤーであることを考慮し、今後は映像デバイスとしてのドメインに的をしぼった設計・マーケット戦略を考ていく。近年アニメーションの市場が拡大し、輸出も増加している背景なども視野にいれ、いままでの、映画やテレビ、アニメーションや、放送などのリニアな映像コンテンツの発想ではなく、文字や図版など複数の情報を構成する出版などの概念を利用した、6面とネットワークに分散する映像利用の方向ドメインから、新たなコンセプトを作る必要がある。